心の世界

 2020年7月5日。東京都知事を決める選挙の日でしたが、ある方から「この人に入れて!」と頼まれました。よく、選挙の前の時だけ普段何も連絡がないのにいきなり電話やメールをしてくる人がいます。
私も投票する人の政策が理解できていて納得していれば投票できます。でもその方には悪いけれど選挙権はみんな平等だから私も含め自由に選ぶのがその人の権利ではとやんわり伝えました。
人に何か勧める時、選挙に限らず絵の販売や食べ物を作ったり飲み物を勧める時でさえ、相手の気持ちに気を使わなくてはいけないんだと、デリケートな人の気持ちを察する日本の文化を帰国して感じるようになりました。
気持ちを察する。アメリカでの高校時代の時は意識していませんでした。勉強するのがやっとで余裕がなかったのかもしれない。帰国して大学生活が始まり、不思議な体験を色々して人の心を敏感に感じるような体質に私は変わってきました。
絵を描いて売ること。上手に絵を描く人は大勢います。描くのも売るのも人の心にアピールできなければなりません。描くときに意識するのは「自分の心の世界を描く」ということ。
ワークショップで絵を教える時も、生徒さんがどうしたいのかそばにいると感じることができます。ZOOM講座も考えていますが、ネットでこれを感じることができるのか。
デジタルの世界が主流になればなるほど、実際に会ってお話しして気持ちや心を感じることが大切で、絵を描くことも、描いてもらうことも、絵を見てもらう個展も、お客さんと話して買ってもらう時も、いかに人と繋がれるかは心の目が開かなければ無理だと実際にやってみて感じています。
これからも沢山の方達とお会いして、絵を通して見えない心の大切さを伝えていきたい。今の自分にできることはそれなんだと強く感じています。