【食レポ】木偶の坊
みなさん。
こんにちわ。みぞべ です。
今回は、僕が出会った素敵なお店を紹介したいと思います。
八王子エリア 立川エリアを中心に紹介していきます。
名付けて『はったち食べログ』
八王子の「八」と立川の「立」をくっつけただけ。
これからどんどん”おいしい”を発信していきますよ!!
さて、「はったち食べログ」 記念すべき第1回目は、昭島市のお店をご紹介。
八王子でも立川でもない、ちょうど間くらいの場所からスタートがちょうど良いでしょう。
さて、さっそく行ってみましょう。
※この記事は2020年2月7日に書きました。
【食レポ】木偶の坊
JR中神駅北口から徒歩5分ほどの、閑静な住宅地にある「木偶の坊」さんに行ってきました。
店構えは純和風の引き戸に「木偶の坊」と書かれた暖簾。ノスタルジーを感じさせていい感じ。
若干高揚する気持ちを抑えて、引き戸を開けます。
店内も純和風の造りで、やや古めかしさを感じるものの、清潔感がありとても落ち着く雰囲気。
そして、戸を開けた瞬間に鼻腔を吹き抜ける出汁の香り。ワオ!
アメイジング! フー!
あまりの感動に思わず外国人化。
平日の週央のまだ早い時間ということで、お客は僕一人でした。
お店をヒトリジメしている感じにさらに高揚します。
カウンター席に腰を下ろして、メニューを開きます。
メニューの1ページ目には店名の由来が、宮沢賢治の「雨ニモマケズ」であることが書かれています。
有名な詩ですし僕も大好きな詩ですが、知らない人は全文がメニューに書かれていますので読むことをお勧めします。
メニューはうどんやそばをはじめとした、和食中心のメニューがずらり。
一人で切り盛りしているお店なので、品数はそれほど多くはないものの、酒の肴も食事もあってこの店だけで始まりから〆まで完結するようになっています。
さて、ドリンクは何にしましょうか。いつもだったら”とりあえず生”ですが、この日はとても寒い日でしたので、そば焼酎のお湯割りを注文することにします。
お酒を注文するとお通し(300円)が出てくるということなので、待っている間に怪しまれない程度に店内を観察。
席数はカウンターが7席、4人掛けのテーブル席が二つ。合計15席のこじんまりとしたお店。大人数でくるのはあまりお勧めできません。
純和風の造りなのは先ほど言った通りですが、壁にはおもむろにアコースティックギターがディスプレイされています。
店長の趣味なのでしょうか。
アコースティックギターが純和風な所にいきなり登場しましたが、不思議と店内になじんでおり違和感は感じませんでした。
そして、店内を結構な音量で流れる洋楽のバラード。
純和風の店内に流れる洋楽。。。。そして結構な音量(なにげにスピーカーが良い)。。。。。
なんだろう不思議。妙に落ち着いてしまいます。
言葉にすると、違和感しかないその組み合わせですが、実際に感じると不思議になじみます。
洋楽を聞きながら出汁の香りを堪能し、てんぷらを揚げる音さえもがBGMへと昇華する。そんな和と洋の融合が「木偶の坊」にはあります。
違和感はきっと既成観念だったのでしょう。何事も実際に感じてみる(やってみる)までわからないということですね。
純和風のお店に洋楽の流すのは如何なものかと批判する人もいるでしょう。
もしかしたら店長自身も葛藤があったのかもしれません。
ただ、それでも自分が良いと思ったことをやる。自分が好きと思ったことをやる。人は本来そうあるべきではないでしょうか。
周りから”おかしい!” ”間違っている!”と言われても、「わが道を行くのさ」といつもニヒルにわらっている。
サウイウモノニ ワタシハナリタイ。
ーーーはっ。物思いにふけっている場合ではありませんでした。
目的を忘れてしまうほどの居心地の良さが「木偶の坊」にはあります。そうです、この記事は食レポなのです。
これだけの文字数を費やしておきながら、まだ一品もレポートしていないという。
次のページからいよいよ食レポが始まります。
飽きずに次のページへGO!